小型花火(小型煙火)

小型花火を使用した華やかなプログラム

手筒花火だけでは花火ショーとして華やかさに欠けます。特に、イベントの締めくくり・フィナーレに手筒花火は役不足ですので、小型煙火などを使用して最後をしっかりと締めくくります。

小型煙火を使用することで全体が華やかで魅力ある花火ショーとなります。

小型花火とは

小型花火とは、小型煙火・中国花火などと称される中国から輸入された「出来合いの小型打ち上げ花火」です。価格は一基2,000円程度の安価な物から一基10万円程度の物まで様々で、打ち上げ高さは高いもので100メートルを超え、横の拡がりは60mを超えます。 “小型”と表記されていますが、その規模は打ち上げ花火に引けを取らない大迫力な花火です。

愛知県の三河地方では祭りやイベントによく使用されますので小型花火を単体で間近に見る機会がありますが、全国的には打ち上げ花火と組み合わせて裾を飾るのに使用されるケースが多いようです。

演出を左右する小型花火のセレクト

小型花火には200を超える演出バリエーションがございます。ここで大切なのが小型花火のセレクトです。値段が高ければ良いとは限りません。安いものでも組み合わせにより良い演出になる花火はたくさんございます。 色や現象をよく把握し、メリハリあるプログラムを構成することで魅力的な演出を提供いたします。

製造(花火屋)と消費(消費屋)

花火屋さんは花火を製造または仕入れ、お客様に販売したり依頼を受け演出(消費)したりします。
消費屋さんはお客様の依頼を受け演出を構成し、花火屋さんから花火を仕入れ消費を行います(弊社は消費屋です)。

花火屋さんに企画・消費を依頼した場合のメリットは価格でしょう。同じ予算であればより多くの花火が使用されます。
デメリットは、製造のプロフェッショナルである花火屋さんが、必ずしも消費のプロフェッショナルであるとは限らないことです。演出のセンスがなかったり、在庫になりそうな花火を沢山盛り込んでプログラムを構成するケースもあります(批判ではございません。立場の違いです。弊社が製造で在庫を抱えていたらそうするでしょう)。

消費屋さんに企画・消費を依頼した場合のメリットは演出内容です。より良い演出だけを考え、お客さまのイベントごとに花火をセレクトして発注しますので満足いただける演出につながります。
デメリットは割高であることでしょう。花火屋さんに頼んだ場合と比べると、予算当たりの花火数量は少なくなります。

小型花火の保安距離

都道府県により異なりますが、一般的な規模の物で半径20メートルから40メートル、大きなもので半径80メートルほどの保安距離で消費可能です。

打上花火は3号玉で100メートル程度、5号玉で150メートル程度必要としますので、比較的狭いスペースでも演出可能な花火と言えます。小型とはいえ観客との距離が近いので、打上花火を凌ぐ大迫力の演出が可能です。