蓄光顔料の概要
蓄光顔料とは、明るい状況下で蓄えた光を暗所で一定時間継続的に放出する顔料として知られています。
化学的にはルミネッセンス(luminescence)・燐光・蛍光といった用語で説明されます。
物質が他よりエネルギーを受け取り励起され、そのエネルギーを特定波長の光として放出する発光現象で、エネルギーの供給を断つとすぐに発光も止まる物を「蛍光」、残光を持つものを「燐光」と呼びます。
身近なところでは、時計の文字盤や秒針が消灯後グリン色に光る様子などで、多くの方に馴染みがあるかと思います。
進化を続ける蓄光顔料
その蓄光顔料。その昔は「耐水性が無い」という決定的な弱点があり、そのため用途が限定されてきました。しかし現在では水に耐久性のある蓄光顔料も一般に流通しています。
耐水性を持つということは画期的なできごとでした。屋外など露出した環境での使用や加工段階における水溶性バインダーの使用など、その利用範囲が一気に広がりを見せたのです。
現在では耐水性だけではなく、安全性・輝度・残光時間・カラーバリエーションなどの面でも進化を続けています。