今回は蓄光パウダーを使った蓄光塗料の作り方と、エアブラシで塗装する方法をまとめました。
道具を揃える

エアブラシやコンプレッサー、塗料、希釈剤を準備します。ここではGSIクレオスさんの商品を例として進行していきます。
- エアブラシ(Mr.エアブラシGMW3)
- コンプレッサー(Mr.リニアコンプレッサーL7)
- クリア塗料(Mr.カラーGX100)
- 希釈剤(Mr.レベリングうすめ液、Mr.カラーうすめ液)
エアブラシのタイプ

蓄光顔料は比重が重いため塗装中にどんどん沈殿してしまいます。塗料カップ(塗料の供給)が上にあるタイプでは、蓄光顔料が詰まりやすいので向きません。塗料タンクを下に装着し、エアーの圧力で吸い上げるタイプをおすすめ致します。
3,000円程度で購入できる、初心者・入門用パッケージ商品にも吸い上げタイプがございますので最初はこちらでトライするのがよいでしょう。エアー缶スプレーがセットになっていますのでコンプレッサーを用意する必要なく、すぐにトライできます。
ノズル口径
蓄光顔料で最もよく使用されるサイズ(D50粒径30μm)を使用して塗装する場合、ノズル口径は0.3mm以上が望ましいでしょう。
※蓄光顔料を購入する時に記載されている「D50粒径30μm」などの粒子径情報は,あくまで粒子径の平均値です(正確には平均とも若干異なります)。
粒度分布は顔料種類によりますが、1μmから100μm(0.001mmから0.1mm)程度までが僅かながら含まれています。顔料の種類により最適なノズル口径をお選びいただき,必要に応じストレナーに通してご使用ください。
蓄光塗料をつくる
クリア塗料に蓄光顔料を入れて蓄光塗料をつくります。ここではGSIクレオス【 Mr.カラーGX100 】を例にご説明致します。
Mr.カラーGX100:Mr.レベリングうすめ液:蓄光顔料 = 1:1:2
- それぞれを計量して準備します。Mr.カラーGX100の内容量がだいたい17.4gでした。今回は3分の1「5.8g」で準備します。
- 5.8gのレベリングうすめ液に、11.6gの蓄光顔料を入れてよく馴染ませます。
- 蓄光顔料が馴染んだら、それを5.8gのMr.カラーGX100に入れてよく混ぜます。
上記は一例です。目的に応じてそれぞれの量を調整してください。
うすめ液を減らすと粘度が上がり噴き出しにくくなります。あまり多いと塗装が堅牢でなくなります。
塗装する
でき上がった蓄光塗料をエアブラシに装着し塗装します。
ここでのポイントは「蓄光顔料が沈殿しないようこまめに振る」です。大きくまわすように動かし続けたり、沈んできたと思ったら撹拌して、とにかく沈殿を防ぐのがコツです。作業を数分間中断した後などは蓄光顔料が沈んでいますので、面倒ですが一度エアブラシから外してしっかりと混ぜ直します。
塗装のテクニックは一般的なエアブラシと同様ですので割愛させていただきます。
完成
必要に応じトップコートなどで仕上げます。顔料粒子が大きいため摩擦堅牢度が一般よりも劣りますので、頻繁に手で触るなど摩擦が予想されるような場合は、トップコートをじゃっかん厚めに仕上げると良いでしょう。
以上が蓄光顔料のエアブラシでの使用方法です。使用後の掃除方法、その他塗装テクニックなどは基本的に一般塗料と同様です。