蓄光塗料【仕様書・標準塗装仕様書】《商品別マニュアル》

蓄光塗料《仕様書・標準塗装仕様書》【ルミックカラー商品別マニュアル】 商品別マニュアル
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当サイトには、当ページ以外にも蓄光塗料の具体的な使用例などの記述がございます。それら記述内容と当ページ仕様書の記載事項に異なる内容・表現などがある場合、全ての場合で当ページの仕様書が正しいものとし優先されます。

蓄光塗料《仕様書》

品名
ルミックカラー蓄光塗料【1液アクリルラッカータイプ】
タイプ
アクリル樹脂系塗料/一液常乾タイプ(溶剤型、強溶剤タイプ)
機能
太陽光や蛍光灯の光エネルギーを蓄積し、暗所で数分間~数時間発光します。
発光時間はベース蓄光顔料の種類・着色トーン(マルチカラーの場合)・塗装膜厚・下地色及び光の照射時間などにより異なります。
用途
金属・木材・コンクリート・プラスチック(アクリル・ABS・硬質塩ビなど)・紙など。
システム
金属材料木材
コンクリート材料
プラスチック材料
前処理塗装する面のゴミ・汚れ・カビ・サビ・油分などの付着物を、付着物に応じてサンドペーパー・ワイヤーブラシ・シンナーなどで除去してください。
下塗りサビ止めや中塗り塗料との密着性向上のために、金属に適したプライマー(サフェーサー)を塗布してください。塗料の吸い込みや下地からの影響を防止するために、材料に適したシーラーを塗布してください。PP・PEなど塗料の密着性が悪い樹脂などでは専用プライマーを塗布してください。
※下塗りは次に塗布する強溶剤塗料からの影響を受けないタイプをご使用ください。
中塗り
(白色塗装)
蓄光塗料の下地には必ず白色の塗料を塗布してください。下地が白色でない場合は著しく発光輝度が低下します。
(下地が元々白色の場合は省略しても構いませんが、下地の白色度はより高い方が発光輝度が高くなりますので必要に応じて中塗りしてください。)
※白色塗料は、蓄光塗料(強溶剤タイプ)からの影響を受けないタイプをご使用ください。ラッカー(白)や強溶剤ウレタン塗料(白)などがご使用可能です。
蓄光塗料2~4回程度に分けて重ね塗りをして下さい。(目標塗膜厚200μm)ハケ塗りは2~3回、スプレー吹きは3~4回塗りを目安として下さい。
スプレー吹きの場合で比較的希釈倍率を高くし回数を多く塗る場合は、9回~21回程度に分けて重ね塗りすることで充分なパフォーマンスとなる場合があります。
トップコート
(クリアー)
蓄光塗料の被膜の保護及び艶出しの目的で塗布して下さい。
(塗料を屋外で使用される場合はトップコートの使用をお勧めします。)
※ラッカーなどの強溶剤タイプではなく油性塗料(弱溶剤タイプ)をご使用ください。
塗装方法
スプレー吹き・ハケ・ローラーなど。
希釈割合
スプレー吹き:30~60%を目安にラッカーシンナーで希釈して下さい。
ハケ・ローラー:0~10%を目安にラッカーシンナーで希釈して下さい。
※希釈の際は必ずラッカーシンナーをご使用下さい。(ペイントうすめ液・塗料シンナーは不可)
※希釈割合は、使用するスプレーガン・気温や条件によって異なります。任意に調整して下さい。
塗れる面積
塗装できる面積は、1kg当たり約2平方メートルです。
※蓄光塗料の塗装膜厚は約200μm程度を推奨しております。塗れる面積の2平方メートル/kgは200μmの膜厚で塗布した際の理論値です。従って塗装膜厚や塗装時のロスなどによって前後します。
乾燥時間
指触時間/60分(20℃)
硬化時間/24時間(20℃)
最終養生は48時間以上
※重ね塗りをして膜厚が厚くなると乾燥に時間が掛る場合があります。数日間十分に乾燥させてください。
塗装間隔
重ね塗りをする際の塗装間隔は、60分(最短)~5日(最長)を目安として下さい。
注意事項
  • 一度に極端な厚塗りは避けて下さい。塗膜の芯まで乾燥するのに時間が掛かってしまいます。
    (塗膜が200μm(0.2mm)程度になるまで、2~4回程度重ね塗りをする事をお勧めします。)
  • 蓄光材料とクリヤーが分離する事があります。使用前に塗料の底からよく撹拌してご使用下さい。
品名
ルミックカラー蓄光塗料【1液変性ビニルタイプ】
タイプ
変性塩化ビニル樹脂系塗料/一液常乾タイプ(溶剤型、強溶剤タイプ)
機能
太陽光や蛍光灯の光エネルギーを蓄積し、暗所で数分間~数時間発光します。
発光時間はベース蓄光顔料の種類・着色トーン(マルチカラーの場合)・塗装膜厚・下地色及び光の照射時間などにより異なります。
用途
金属・木材・コンクリート・プラスチック(アクリル・ABS・硬質塩ビなど)・紙など。
システム
金属材料木材
コンクリート材料
プラスチック材料
前処理塗装する面のゴミ・汚れ・カビ・サビ・油分などの付着物を、付着物に応じてサンドペーパー・ワイヤーブラシ・シンナーなどで除去してください。
下塗りサビ止めや中塗り塗料との密着性向上のために、金属に適したプライマー(サフェーサー)を塗布してください。塗料の吸い込みや下地からの影響を防止するために、材料に適したシーラーを塗布してください。PP・PEなど塗料の密着性が悪い樹脂などでは専用プライマーを塗布してください。
※下塗りは次に塗布する強溶剤塗料からの影響を受けないタイプをご使用ください。
中塗り
(白色塗装)
蓄光塗料の下地には必ず白色の塗料を塗布してください。下地が白色でない場合は著しく発光輝度が低下します。
(下地が元々白色の場合は省略しても構いませんが、下地の白色度はより高い方が発光輝度が高くなりますので必要に応じて中塗りしてください。)
※白色塗料は、蓄光塗料(強溶剤タイプ)からの影響を受けないタイプをご使用ください。ラッカー(白)や強溶剤ウレタン塗料(白)などがご使用可能です。
蓄光塗料2~4回程度に分けて重ね塗りをして下さい。(目標塗膜厚200μm)ハケ塗りは2~3回、スプレー吹きは3~4回塗りを目安として下さい。
スプレー吹きの場合で比較的希釈倍率を高くし回数を多く塗る場合は、9回~21回程度に分けて重ね塗りすることで充分なパフォーマンスとなる場合があります。
トップコート
(クリアー)
蓄光塗料の被膜の保護及び艶出しの目的で塗布して下さい。
(塗料を屋外で使用される場合はトップコートの使用をお勧めします。)
※市販のアクリルラッカークリヤーなどの塗料がご利用いただけます。
塗装方法
スプレー吹き・ハケ・ローラーなど。
希釈割合
スプレー吹き:30~60%を目安にラッカーシンナーで希釈して下さい。
ハケ・ローラー:0~10%を目安にラッカーシンナーで希釈して下さい。
※希釈の際は必ずラッカーシンナーをご使用下さい。(ペイントうすめ液・塗料シンナーは不可)
※希釈割合は、使用するスプレーガン・気温や条件によって異なります。任意に調整して下さい。
塗れる面積
塗装できる面積は、1kg当たり約2平方メートルです。
※蓄光塗料の塗装膜厚は約200μm程度を推奨しております。塗れる面積の2平方メートル/kgは200μmの膜厚で塗布した際の理論値です。従って塗装膜厚や塗装時のロスなどによって前後します。
乾燥時間
指触時間/60分(20℃)
硬化時間/24時間(20℃)
最終養生は48時間以上
※重ね塗りをして膜厚が厚くなると乾燥に時間が掛る場合があります。数日間十分に乾燥させてください。
塗装間隔
重ね塗りをする際の塗装間隔は、60分(最短)~5日(最長)を目安として下さい。
注意事項
  • 一度に極端な厚塗りは避けて下さい。塗膜の芯まで乾燥するのに時間が掛かってしまいます。
    (塗膜が200μm(0.2mm)程度になるまで、2~4回程度重ね塗りをする事をお勧めします。)
  • 蓄光材料とクリヤーが分離する事があります。使用前に塗料の底からよく撹拌してご使用下さい。
品名
ルミックカラー蓄光塗料【2液アクリルウレタンタイプ】
タイプ
変性アクリルウレタン樹脂塗料/二液型(二液反応硬化型)
機能
太陽光や蛍光灯の光エネルギーを蓄積し、暗所で数分間~数時間発光します。
発光時間はベース蓄光顔料の種類・着色トーン(マルチカラーの場合)・塗装膜厚・下地色及び光の照射時間などにより異なります。
用途
金属・木材・コンクリート・プラスチック(アクリル・ABS・硬質塩ビなど)・紙など。
システム
金属材料木材
コンクリート材料
プラスチック材料
前処理塗装する面のゴミ・汚れ・カビ・サビ・油分などの付着物を、付着物に応じてサンドペーパー・ワイヤーブラシ・シンナーなどで除去してください。
下塗りサビ止めや中塗り塗料との密着性向上のために、金属に適したプライマー(サフェーサー)を塗布してください。塗料の吸い込みや下地からの影響を防止するために、材料に適したシーラーを塗布してください。PP・PEなど塗料の密着性が悪い樹脂などでは専用プライマーを塗布してください。
※下塗りは次に塗布する強溶剤塗料からの影響を受けないタイプをご使用ください。
中塗り
(白色塗装)
蓄光塗料の下地には必ず白色の塗料を塗布してください。下地が白色でない場合は著しく発光輝度が低下します。
(下地が元々白色の場合は省略しても構いませんが、下地の白色度はより高い方が発光輝度が高くなりますので必要に応じて中塗りしてください。)
※白色塗料は、蓄光塗料(強溶剤タイプ)からの影響を受けないタイプをご使用ください。強溶剤タイプの二液ウレタン塗料(白)をお勧めいたします。
蓄光塗料2~4回程度に分けて重ね塗りをして下さい。(目標塗膜厚200μm)ハケ塗りは2~3回、スプレー吹きは3~4回塗りを目安として下さい。
スプレー吹きの場合で比較的希釈倍率を高くし回数を多く塗る場合は、9回~21回程度に分けて重ね塗りすることで充分なパフォーマンスとなる場合があります。
トップコート
(クリアー)
蓄光塗料の被膜の保護及び艶出しの目的で塗布して下さい。
(塗料を屋外で使用される場合はトップコートの使用をお勧めします。)
※市販のクリヤーラッカーやウレタンクリヤー等がご利用いただけます。
塗装方法
スプレー吹き・ハケ・ローラーなど。
混合割合
主剤:硬化剤=85:15
(主剤と硬化剤は正確に計量して充分に混合して下さい)
希釈割合
スプレー吹き:20~40%を目安にウレタン専用シンナーで希釈して下さい。
ハケ・ローラー:0~10%を目安にウレタン専用シンナーで希釈して下さい。
※希釈の際は必ずウレタン専用シンナーをご使用下さい。(石油系溶剤やアルコール含有のラッカーシンナーは不可)
※希釈割合は、使用するスプレーガン・気温や条件によって異なります。任意に調整して下さい。
塗れる面積
塗装できる面積は、1kg当たり約2平方メートルです。
※蓄光塗料の塗装膜厚は約200μm程度を推奨しております。塗れる面積の2平方メートル/kgは200μmの膜厚で塗布した際の理論値です。従って塗装膜厚や塗装時のロスなどによって前後します。
乾燥時間
指触時間/30分(20℃)
テーピング可能/12時間(20℃)
硬化時間/24時間(20℃)
強制乾燥/70℃✕30分
塗装間隔
重ね塗りをする際の塗装間隔は、30分(最短)~2日(最長)を目安として下さい。
注意事項
  • 一度に極端な厚塗りは避けて下さい。塗膜が200μm(0.2mm)程度になるまで、最低2~4回程度に分けて重ね塗りをする事をお勧めします。
  • 蓄光材料とクリヤーが分離する事があります。使用前に塗料の底からよく撹拌してご使用下さい。

蓄光塗料《標準塗装仕様書》

LumickColor蓄光塗料《1液アクリルラッカータイプ》標準塗装仕様書(ハケ塗り・ローラー)

工程
下塗り中塗り蓄光塗料トップコート
木材・金属 ※鉄系塗料二液型エポキシ系プライマー(グレー)(強力サビ止め兼)二液型アクリルウレタンエナメル塗料(白)またはラッカーエナメル(白)LumickColor蓄光塗料 1液変性ビニルタイプ各色専用クリヤーまたはラッカークリヤー塗料(必要に応じて)
塗装回数1回1~2回3回前後1回
塗装間隔4~72時間以内(20℃)4~72時間以内(20℃)4~72時間以内(20℃)最終養生24時間以上
希釈割合専用またはウレタンシンナー
10~30%
ウレタン、ラッカーシンナー
10~30%
ウレタン、ラッカーシンナー
0~10%
ウレタン、ラッカーシンナー
10~30%
標準塗布量約150~200g/㎡約100~150g/㎡/回約150g/㎡/回約100g/㎡
備考混合比率/主剤:硬化剤=5:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
混合比率/主剤:硬化剤=4:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
ラッカーエナメルは市販のものでも可。
蓄光塗料を塗装する前は24時間以上間隔をとり、中塗り塗料(白)を完全に硬化させてください。ラッカークリヤーは市販のスプレー缶でも可。
より上質な表面仕上げを希望される場合は2回塗装してください。
コンクリート・モルタル・スレート・FRP成形品塗料二液型エポキシ系シーラー(透明)同上
塗装回数1回
塗装間隔4~72時間以内(20℃)
希釈割合専用またはウレタンシンナー
0~10%
標準塗布量約150~200g/㎡
備考混合比率/主剤:硬化剤=1:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
旧塗膜がある場合旧塗膜が強溶剤タイプの場合/そのまま中塗り工程から塗装を行ってください。
旧塗膜が水性、油性(弱溶剤)タイプの場合/弱溶剤系の特殊エポキシシーラー(白)を塗装して下地を硬め、蓄光塗料を塗装してください。
共通事項
  • 下塗りの前には素地調整を行ってください。(ゴミ・汚れ・サビ・油分の除去、及び付着物に応じて、スクレーパー・ワイヤーブラシ・サンドペーパーなどで表面を調整してください。)
  • 塗料を塗り重ねる場合、必要に応じてサンドペーパー#240~320)で表面を研磨してください。
  • 上記の仕様は、ハケ塗りまたはローラー使用時の条件です。スプレー吹きで塗装する場合は、スプレーガンに応じて適宜粘度調整を行ってください。
  • すべての塗装工程終了後は、最終養生として24時間以上確保してください。塗り重ね回数が多くなり塗膜が厚くなると必要以上に乾燥に時間がかかることがあります。数日間十分に養生時間を確保してください。
  • 上記の塗装工程は新設の場合の手順です。既設及び旧塗膜がある場合は、旧塗膜に応じて処置が異なります。研磨、洗浄などで素地調整を行い、強溶剤タイプのアクリルウレタン塗料やラッカー塗料が塗布可能な場合はそのまま中塗りから塗装を行ってください。水性又は油性などの弱い旧塗膜の場合は、弱溶剤系の特殊シーラー(白)を塗布し旧塗膜を硬めてから蓄光塗料以降の塗装を行ってください。
  • 蓄光塗料に付随する下塗りなどの塗料は専用品をご用意しておりますが、一般に入手可能な汎用塗料でもご利用いただけます。蓄光塗料を塗布する素材、塗装面の状態及び使用環境に応じてご相談ください。

LumickColor蓄光塗料《1液変性ビニルタイプ》標準塗装仕様書(ハケ塗り・ローラー)

工程
下塗り中塗り蓄光塗料トップコート
木材・金属 ※鉄系塗料二液型エポキシ系プライマー(グレー)(強力サビ止め兼)二液型アクリルウレタンエナメル塗料(白)またはラッカーエナメル(白)LumickColor蓄光塗料 1液変性ビニルタイプ各色専用クリヤーまたはラッカークリヤー塗料(必要に応じて)
塗装回数1回1~2回3回前後1回
塗装間隔4~72時間以内(20℃)4~72時間以内(20℃)4~72時間以内(20℃)最終養生24時間以上
希釈割合専用またはウレタンシンナー
10~30%
ウレタン、ラッカーシンナー
10~30%
ウレタン、ラッカーシンナー
0~10%
ウレタン、ラッカーシンナー
10~30%
標準塗布量約150~200g/㎡約100~150g/㎡/回約150g/㎡/回約100g/㎡
備考混合比率/主剤:硬化剤=5:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
混合比率/主剤:硬化剤=4:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
ラッカーエナメルは市販のものでも可。
蓄光塗料を塗装する前は24時間以上間隔をとり、中塗り塗料(白)を完全に硬化させてください。ラッカークリヤーは市販のスプレー缶でも可。
より上質な表面仕上げを希望される場合は2回塗装してください。
コンクリート・モルタル・スレート・FRP成形品塗料二液型エポキシ系シーラー(透明)同上
塗装回数1回
塗装間隔4~72時間以内(20℃)
希釈割合専用またはウレタンシンナー
0~10%
標準塗布量約150~200g/㎡
備考混合比率/主剤:硬化剤=1:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
旧塗膜がある場合旧塗膜が強溶剤タイプの場合/そのまま中塗り工程から塗装を行ってください。
旧塗膜が水性、油性(弱溶剤)タイプの場合/弱溶剤系の特殊エポキシシーラー(白)を塗装して下地を硬め、蓄光塗料を塗装してください。
共通事項
  • 下塗りの前には素地調整を行ってください。(ゴミ・汚れ・サビ・油分の除去、及び付着物に応じて、スクレーパー・ワイヤーブラシ・サンドペーパーなどで表面を調整してください。)
  • 塗料を塗り重ねる場合、必要に応じてサンドペーパー#240~320)で表面を研磨してください。
  • 上記の仕様は、ハケ塗りまたはローラー使用時の条件です。スプレー吹きで塗装する場合は、スプレーガンに応じて適宜粘度調整を行ってください。
  • すべての塗装工程終了後は、最終養生として24時間以上確保してください。塗り重ね回数が多くなり塗膜が厚くなると必要以上に乾燥に時間がかかることがあります。数日間十分に養生時間を確保してください。
  • 上記の塗装工程は新設の場合の手順です。既設及び旧塗膜がある場合は、旧塗膜に応じて処置が異なります。研磨、洗浄などで素地調整を行い、強溶剤タイプのアクリルウレタン塗料やラッカー塗料が塗布可能な場合はそのまま中塗りから塗装を行ってください。水性又は油性などの弱い旧塗膜の場合は、弱溶剤系の特殊シーラー(白)を塗布し旧塗膜を硬めてから蓄光塗料以降の塗装を行ってください。
  • 蓄光塗料に付随する下塗りなどの塗料は専用品をご用意しておりますが、一般に入手可能な汎用塗料でもご利用いただけます。蓄光塗料を塗布する素材、塗装面の状態及び使用環境に応じてご相談ください。

LumickColor蓄光塗料《2液アクリルウレタンタイプ》標準塗装仕様書(ハケ塗り・ローラー)

工程
下塗り中塗り蓄光塗料トップコート
木材・金属 ※鉄系塗料二液型エポキシ系プライマー(グレー)(強力サビ止め兼)二液型アクリルウレタンエナメル塗料(白)LumickColor蓄光塗料 2液アクリルウレタンタイプ各色二液型アクリルウレタンクリヤー塗料(必要に応じて)
塗装回数1回1~2回3回前後1回
塗装間隔4~72時間以内(20℃)4~72時間以内(20℃)4~72時間以内(20℃)最終養生24時間以上
希釈割合専用またはウレタンシンナー
10~30%
ウレタンシンナー
10~30%
ウレタンシンナー
0~10%
ウレタンシンナー
10~30%
標準塗布量約150~200g/㎡約100~150g/㎡/回約150g/㎡/回約100g/㎡
備考混合比率/主剤:硬化剤=5:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
混合比率/主剤:硬化剤=4:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
下地を白色でしっかり隠ぺいするために1~2回塗装してください。
蓄光塗料を塗装する前は24時間以上間隔をとり、中塗り塗料(白)を完全に硬化させてください。混合比率/主剤:硬化剤=4:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)。より上質な表面仕上げを希望される場合は2回塗装してください。
コンクリート・モルタル・スレート・FRP成形品塗料二液型エポキシ系シーラー(透明)同上
塗装回数1回
塗装間隔4~72時間以内(20℃)
希釈割合専用またはウレタンシンナー
0~10%
標準塗布量約150~200g/㎡
備考混合比率/主剤:硬化剤=1:1
混合後の可使時間は8時間(20℃)
旧塗膜がある場合旧塗膜が強溶剤タイプの場合/そのまま中塗り工程から塗装を行ってください。
旧塗膜が水性、油性(弱溶剤)タイプの場合/弱溶剤系の特殊エポキシシーラー(白)を塗装して下地を硬め、蓄光塗料を塗装してください。
共通事項
  • 下塗りの前には素地調整を行ってください。(ゴミ・汚れ・サビ・油分の除去、及び付着物に応じて、スクレーパー・ワイヤーブラシ・サンドペーパーなどで表面を調整してください。)
  • 塗料を塗り重ねる場合、必要に応じてサンドペーパー#240~320)で表面を研磨してください。
  • 上記の仕様は、ハケ塗りまたはローラー使用時の条件です。スプレー吹きで塗装する場合は、スプレーガンに応じて適宜粘度調整を行ってください。
  • すべての塗装工程終了後は、最終養生として24時間以上確保してください。塗り重ね回数が多くなり塗膜が厚くなると必要以上に乾燥に時間がかかることがあります。数日間十分に養生時間を確保してください。
  • 上記の塗装工程は新設の場合の手順です。既設及び旧塗膜がある場合は旧塗膜に応じて処置が異なります。研磨・洗浄などで素地調整を行い、強溶剤タイプのアクリルウレタン塗料が塗布可能な場合はそのまま中塗りから塗装を行ってください。水性または油性などの弱い旧塗膜の場合は、弱溶剤系の特殊シーラー(白)を塗布し旧塗膜を硬めてから蓄光塗料以降の塗装を行ってください。
  • 蓄光塗料に付随する下塗りなどの塗料は専用品をご用意しておりますが、一般に入手可能な汎用塗料でもご利用いただけます。蓄光塗料を塗布する素材、塗装面の状態及び使用環境に応じてご相談ください。

蓄光塗料取扱注意事項(全タイプ共通)

  1. 蓄光塗料の用途・システム(下地処理や塗布回数など)、及び希釈方法については別に記載の仕様書をご参照ください。
  2. 蓄光塗料の塗布方法はスプレー吹きが最も適していますが(ムラなく塗る事ができるため)ハケなどで塗布する場合には次のような注意が必要です。
    • 蓄光塗料は半透明に近い塗料で下地を完全に隠す様な隠ぺい性がありません。隠ぺい性がない塗料は、一般のエナメル塗料(隠ぺい性のある塗料)と比較するとハケ目などのムラが目立ちやすくなります。また、暗闇で発光した際にもムラのまま発光します。
    • 蓄光塗料は、蓄光材料の沈降を防ぐ目的や垂直面に意図的に少々厚く塗布した際のタレ防止などの目的の為にチキソトロピー性を付与してあります(静置しておくとプリン状に固まるが、撹拌などの力を加えるとやわらかい液体となる現象)。このため多少塗料のレべリング性に影響が出る場合があります。
    • 従って塗る面積や気温及び使用するハケなどに応じてシンナーで粘度を調整し、予め目立たない場所で塗布テスト(レべリング確認)を行って下さい。
    • 下塗りに白色塗料を塗布した場合で下塗り塗料の乾燥が不十分ですと、蓄光塗料で下塗り塗料を溶かしてしまい蓄光塗料と混ざってしまうことがあるため、1日以上十分に乾燥硬化させてください。また、蓄光塗料を重ね塗りする場合も同様です。特に、時間をかけて何回も同じ場所をハケで刷くと下塗り塗料に影響が出やすいため短時間で仕上げてください。
  3. 蓄光塗料は必ず2回以上重ね塗りをして下さい。1回塗りで終了されますと、塗装面がマット状態(ザラザラとして艶のない状態)になりやすく、また発光輝度も低くなります。2~4回程度塗り重ねをしますと、発光輝度も高くなり表面状態も改善してきます。
  4. 重ね塗りをする場合以下の内容にご注意ください。
    • スプレーガンの場合:下塗りの塗料に影響が出ない程度に、2時間以上十分に乾燥させてください。
    • ハケ塗りの場合:上記の通り、下塗り塗料を必ず1日以上十分に乾燥硬化させた後に行ってください。(ハケ塗りの場合、下塗りの塗料を溶解し動かしてしまわない様に、できるだけ短時間で仕上げてください。)
    • 塗膜が薄い時は早く乾燥しますが、最終的に塗膜が厚くなると完全な乾燥までにかなりの時間を要します。最終養生には十分に時間をとってください。(塗膜厚に応じて、48時間~1週間程度。)
  5. 蓄光塗料はクリヤーと蓄光材料が分離することがあります。ご使用前に必ず缶の底からよく撹拌して下さい。その後粘性を確認し、必要に応じて粘度の調整をして下さい。
  6. 蓄光塗料を取り扱う際の気温について、気温が5℃以下および湿度が85%以上の条件下では塗膜形成上好ましくありませんので避けて下さい。
  7. 室内などで塗装作業を行う場合は、必ず換気を良くして作業を行って下さい。

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