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色見本を参考に染料を量る方法【酸性染料】

色見本の見方

羊毛ワタ染め見本を参考にする

NZ羊毛(ニュージーランド羊毛、羊毛フェルトなどで使用されるワタ)を染色した見本です。記載の%量で画像の色に染まります。

染料必要量の計算方法

例えば染める物が100gの場合

  • 1.8%濃度=染料1.8g(染める物100g×1.8%)
  • 0.6%濃度=染料0.6g(染める物100g×0.6%)
  • 0.2%濃度=染料0.2g(染める物100g×0.2%)
  • 0.06%濃度=染料0.06g(染める物100g×0.06%)
  • 0.02%濃度=染料0.02g(染める物100g×0.02%)

必要とする染料が少なすぎて量れない場合は、10倍・100倍で溶かした液から1/10・1/100取って使用しましょう。

【0.02gが量れない場合】
①0.2gを1リットルで溶かす(10倍液)。
②100mlを使用する(1/10使用)。

ナイロンプラスチック染め見本を参考にする

ナイロン製のプラスチックボタンを染色した見本です。記載のg/L量で画像の色に染まります。

見本の染色条件

  • ボタン30個=約4.5g
  • 染液=90ml
  • 浴比=約1:20

染料必要量の計算方法

プラスチック染色ではなるべく浴比を合わせてください。浴比1:20とは、染める物1に対し20倍の染液という意味です。10gのプラスチックを染める場合、染液の量は200mlとします。

プラスチックの場合は、%ではなくg/Lで染料を計量します。染液の量に対し計量する方法です。1g/Lでは、染液が1リットルの場合は染料を1g、500mlの場合は染料を0.5g量ることになります。

10gのプラスチックを染める場合=染液200ml

  • 1g/L濃度=染料0.2g
  • 0.1g/L濃度=染料0.02g
  • 0.01g/L濃度=染料0.002g
  • 0.001g/L濃度=染料0.0002g

1.染める物の重量を量り
2.染液の量を決め
3.染液に対し染料を量る

最初はややこしく頭が混乱すると思いますが、慣れてしまえば簡単です。

※ナイロンプラスチックには種類があり、ナイロンでも染まらない場合があります。
※ナイロン染色では染める物の表面積も関係するので、仕上がりが染色見本と大きく異なる可能性がございます。実際に染める物で少量試験してから本生産を行ってください。
※濃色では堅牢性が悪い場合がございますので、染色後に湯通し(水を替え湯で煮る)することをおすすめいたします。

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