染色に関する質問のお電話をいただく中で、どういう理由か多くの方が「芒硝で色が止まる」と勘違いされています。
結論から申し上げます。芒硝で色は止まりません。
酸性染色、反応染色、直接染料、その他全ての染色方法で、芒硝に色止め効果はありません。
多くの染色方法で、芒硝は深く濃い色に染め上げるための役割、濃染効果を期待して使用されます。染まった色の堅牢性が芒硝により向上することはありません。
多くの染色方法で、芒硝は深く濃い色に染め上げるための役割、濃染効果を期待して使用されます。染まった色の堅牢性が芒硝により向上することはありません。

芒硝を使用し、繊維の深部まで染料を送り届け低温からしっかり染めた場合と、芒硝を使用せず比較的表面染着した場合で堅牢性に差が出ることは考えられますが、これは色止めという表現には当てはまらないと考えます。