加工概要
ガラスの中にレーザーによる3D加工を施す技術があります。
そのガラス端面からLEDを照射することにより、レーザー彫刻部が発光するようなオブジェをご覧になったことはありませんでしょうか。
当記事は、LEDの代わりに蓄光の光を光源とすることで彫刻部を発光させるアイデア紹介です。
ある携帯電話メーカーさんの依頼により簡易試験した様子です。ロゴの埋め込みパーツを、まさか光ると予想しない状態から光らせて欲しいという内容でした。
この方法であれば光源となる蓄光部を隠しながら彫刻部を発光させることができます。蓄光の光は弱いですが、光らせる箇所と蓄光部の距離が近い小さなパーツであれば設計できると思います。
マシンのタイプによると思いますが、レーザー彫刻箇所は光の反射に方向性があります。その辺りを調整して彫刻するのがポイントです。