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蓄光塗料《1液アクリルラッカータイプ・使い方具体例》【ルミックカラー商品別マニュアル】

蓄光塗料【1液アクリルラッカータイプ・使い方具体例】《商品別マニュアル》

ご使用の前に

当記事に記載されている内容と「蓄光塗料《仕様書・標準塗装仕様書》」の記載事項に内容の相違がある場合、全ての場合で 「蓄光塗料《仕様書・標準塗装仕様書》」の記載内容が正規であり優先されます。必ず「蓄光塗料《仕様書・標準塗装仕様書》」をご覧いただいてからご使用ください。

  • 黒や紺など、加工面が暗い色の場合は白色を敷いた上に本製品を塗ることで発光パフォーマンスが上がります。
  • ご使用前によく振る、または棒などでよく撹拌してからご使用ください。ヨーグルトのようなドロッとした様子、或いは上澄みに透明液が分離した状態でも、撹拌することで通常の粘度に戻ります。

ハケ塗りの場合

蓄光塗料ハケ塗り

LumickColor蓄光塗料の10g品は、ハケ付きマニキュア瓶での提供となっております。 20g品、その他の容量でも、市販のハケを使用してハケ塗りすることができます。

※ハケ塗りとスプレーガン吹きを比較した場合、スプレーガン吹きの方がきれいに仕上がります。スプレーガン塗装の環境をお持ちの方はスプレーガン吹き塗装をおすすめ致します。

前準備

10g品(マニキュア瓶)の場合は、フタがしっかりと閉まっているのを確認し、よく振って撹拌してください。20g・その他の容量の場合は、フタを開けスパーテルなどを使ってよく撹拌してください。

塗装

適量をハケに取り、加工対象に塗ってください。

希釈量について

ノビが悪く塗りにくい場合は、ラッカーシンナーで希釈してください。

希釈量が多いほど伸びが良くなり作業性は上がりますが、液垂れや蓄光顔料の分離が生じてきます。

例えば下画像のボタンのように、丸みを帯びていたり曲面などの場合では、硬化までに垂れて偏ってしまったり、蓄光顔料の分離が生じて均一な仕上がりとなりません。

ほとんどの場合で、極わずかのラッカーシンナーを足す程度が適量です。

カラー蓄光塗料ハケ塗り

スプレーガン塗装の場合

蓄光塗料スプレーガン吹き

プラモデルや細かな対象に使用されるエアブラシや、本格的なガン塗装にご利用いただけます。

エアブラシのタイプ

蓄光塗料に適したスプレーガンのタイプ

蓄光顔料は比重が重いため、塗料カップ内で蓄光が分離・沈殿していきます。そのため塗料カップが上にあるタイプでは詰まりやすく難易度が高めです(絶えず揺り動かしたり、うがいをするなどのテクニックで使用できないことはありません)。

塗料タンクを下に装着しエアーの圧力で吸い上げるタイプの方が蓄光塗料には向いています。

ノズル口径

LumickColor蓄光塗料を吹く場合、ノズル口径は0.3mm以上が望ましいでしょう。

前準備(希釈倍率)

蓄光塗料希釈倍率

フタを開けスパーテルなどを使ってよく撹拌してください。

本製品をラッカーシンナーで適宜希釈してご使用ください。比較的濃い目で吹く方は30%~50%薄めで回数吹く方は40%~60%添加(塗料重量の40%~60%重量のラッカーシンナー添加)が推奨値です。

希釈した塗料を、100~150メッシュ程度のストレナーに通して塗料カップに移してください。

塗装(吹きつけ回数)

加工対象に吹きつけます。
十分な発光パフォーマンスとなるまでに、通常の塗装よりも吹きつけ回数を増やしてください。

ルミックカラー蓄光塗料吹付け回数
業界で塗装の仕方が違う?

今回は鈑金塗装の職人さんに塗装をお願いしました。彼いわく、看板屋さん・外装屋さん・鈑金屋さん、それぞれで希釈倍率と塗装の方法が違うそうです。板金塗装は比較的薄めの塗料を回数多く吹く業界だそうです。

従って今回紹介するデータは最も薄めで回数多く吹く場合の参考としてご覧ください。

上記画像はBlueベース0010番色の5トーン(Vivid・Strong・Bright・Light・Pale)を、50%希釈の条件でそれぞれ吹き付け塗装した様子です。

9回程度で最低限のパフォーマンス
15回程度が適量
21回程度が上限

9回程度で最低限のパフォーマンスを発揮しますが、吹きムラ感が残りやすく、面積が広い場合均一に塗るにはテクニックが必要かもしれません。

15回程度でムラ感もなく発光パフォーマンスもしっかりしてきます。

21回程度までは、回数を重ねるごとにパフォーマンスは上がりますが、それ以上ではほぼ変わりません。膜厚も限界気味になってきます。

9回・15回というと業界によっては驚くほど多い回数ですが、今回の希釈倍率と1回の吹き付け量では表面の乾きが早いので、15回といっても極端に長時間を要するということはございません。

下の動画内で3回の塗装を行っております。連続、あるいは数秒~十数秒のエアーによる表面乾燥を挟んで最後まで連続で吹いています。

https://youtu.be/s_ZZ7QE8PPk

ご使用後

ご使用後の器具等は、ラッカーシンナーを用いて洗浄してください。

ご使用後の塗料は、フタをしっかりと締めて陽の当たらない場所で保管し、3ヶ月以内でご使用してください。

※規格瓶フタの内側パッキンにはテフロン加工が施してあります。フタをしっかりと閉め、保存環境が良ければ1年から2年経過後も問題なくご使用いただける場合がございます。(弊社実績)

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